突然の不動産を遺産相続しなければならいことになってしまった。放置した古い不動産はたとえ鍵があっても経年劣化で開錠できない場合があるので要注意です。

突然の不動産を遺産相続しなければならいことになってしまった。放置した古い不動産はたとえ鍵があっても経年劣化で開錠できない場合があるので要注意です。

縁がなく数年間連絡をとっていない親族がいたんです。もともと、自分の父親系列の親族だったのですが、年始の挨拶の手紙や親戚の結婚式程度に顔を合わす程度の親族だったんです。しかし、全く連絡を取らなくなってから数十年ほど。突然、役所関連から書類が届き、その疎遠になっていた父親系の親族が亡くなったので血縁関係のある人物が不動産などの遺産を相続する義務があるとのこと。父親も驚いてしまって、亡くなったことも知らないような親族の不動産なので相続放棄の手続きをするつもりだったのです。しかし、亡くなった親族についても良く知らないし、しかも遺産である不動産の場所も住所しか分からず、さらに鍵もない。困り果てたときに、亡くなった親族と頻繁に連絡を取っていたという親族の連絡先が分かって、その人に連絡すると親族は独身だったけど、一緒にその遺産である不動産に住んでいた女性がいるから連絡先を教えてあげると言われ、渋々連絡をしてみると。その亡くなった親族と同棲していた女性は、生前、彼から家の鍵を預かっているから、取りにきて欲しい。と言われ、さらに、不動産の処分をお願いしたい。と懇願されてしまって。仕方なく、まずは鍵を送ってもらって、その不動産の様子を見に行くことにしたんです。父親は高齢なので身軽に動ける私が赴くことに。そこは、私の実家から離れた西日本地域、なんとかナビを頼りに赴くと、ありましたその不動産、相続予定の遺産の家。でもかなり放置されていたらしく古い作りの一軒家ポストにはチラシもたまって荒れ放題の雑草伸び放題。親族と同棲していた女性曰く、もう一緒に住まなくなって随分経っているから、かなり劣化しているとのこと。彼女も親族が亡くなる前に同棲は解消していたとのこと。亡くなる前に親族から不動産をなんとかしてくれと頼まれたが、結局親族が相続する義務があるとの決まりで、放置するしかなかったとのこと。というわけで放置された不動産は古屋敷に。あまりの劣化した古い家の様子に愕然としてしまいましたが、とりあえず鍵はあるので家の中に入っていろんな書類や遺品整理をしよう。と、とりあえず玄関に。しかし、引き戸式の古い昭和の扉用の鍵タイプ。鍵穴が引き戸と重なった箇所の真ん中とサイドについているタイプ。鍵自体はありますが、サイドの箇所は開いても、真ん中の扉が重なった箇所は全く鍵穴をどのように動かしていいか分からず、悪戦苦闘。そうするうちに、近所のヒトたちが、見慣れない人間である私を不審がって、わざとらしく玄関前の道を通るフリをしながらジロジロ。家の窓からカーテン越しに様子をチラ見。そんな様子を背後から感じながら、鍵穴にガチャガチャと鍵をツッコミ回し上下に下げてみたり焦るワタシ。そんなこんなで昼間に到着したのに、玄関前で鍵が開かないことで、周りは既に薄暗く夕方に。もう日が暮れてしまって、どうしたものかと途方に暮れていた時に、思い出したのが、鍵を開けてくれる業者の存在です。急いでスマフォで検索して、なんとかその地域に即日に来ることができる鍵を開ける業者に来てもらって開けてもらうことに成功しました。業者がいうことには、この鍵はかなり古くて替えタイプは無いらしく、しかし、開けてもらったのはいいですが、次に鍵を交換するとなると、その日にはできないということだったので、仕方なく、家の中を確認してから、比較的スムーズに開いたサイドの鍵を施錠し、真ん中は開錠したままに。鍵があるからと言って、開錠が全て簡単にできるとは思わない方が良いと思わせられる出来事でした。それに今は大丈夫でも万が一に備えて普段から、鍵開け業者の連絡先は知っておいたほうが良いと感じます。毎日過ごす自宅の鍵が突然開錠できなくなる可能性もあるので。知っておいたら安心です。

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