一人暮らしをしていたアパートの鍵のトラブルの話です。
当時、付き合っていた彼氏がいて、彼は私が一人暮らしをしているアパートに頻繁に遊びに来ていました。
一緒に家で過ごした後、私が先に家を出なければいけないときは、スペアキーを彼に渡して、後から出た彼が家の鍵をかけた後、玄関のポストに鍵を入れる決まりでした。
スペアキーを毎回返してもらわずに、合鍵として、彼に渡しておけばよかったのですが、まだ付き合って間もないこともあり、スペアキーはその都度ポストに入れてもらっていました。
ある日、私と彼が一緒のタイミングで家を出たときのことです。
家の鍵をかけた後、彼がいつもの癖で、私の鍵を玄関のポストに入れてしまったのです。
一緒のタイミングで家を出たので、もちろんスペアキーは、家の中。
ポストに鍵を入れた瞬間、私が「あー!!」と叫ぶと、彼はその時にようやく気づきましたが、時すでに遅し。
鍵が手元にない状態で、家の鍵がかかってしまっています。
「家に入れないじゃん!明日も朝から仕事があるのにどうしよう!」とパニックになる私。
唯一、何かあった時のためにと、私の実家にスペアキーを預けていたのですが、実家までは電車を乗り継いで片道1時間半かかります。
その時はもう夜も遅かったので、往復3時間かけて実家までスペアキーをとりに行くのも大変だし、どうしようかなと思っていました。
すると彼が、自分のせいで鍵がない状態にしてしまったからと、鍵を開けてくれる業者に電話してくれました。
しばらくして、業者が到着し、無事に鍵が開いたのですが、彼は業者に2万円ほど支払うことになり、大きな出費となってしまいました。
家の鍵は玄関のポストに入れる習慣をつけてはいけないなと思う出来事でした。
鍵は誰かと共有せずに、責任もって管理しようと肝に銘じました。