認知症で鍵の紛失が多く困っていました

認知症で鍵の紛失が多く困っていました

90歳の母は軽い認知症のある母は本人の希望で一人暮らしをしています。訪問介護やデイサービスの支援を受けながら自立して生活できているのですが、自宅の鍵の紛失が多く困っていました。特に外出したときに鍵をなくして家に入れなくなってしまい、そのような時は娘である私に電話がかかってくるのですが、仕事をしていてすぐに駆けつけらません。緊急なので鍵を出張で開けてくれるサービスを頼むこと2回で、その度に8000円くらいかかってしまい、こんなことが続いたら困ると悩みました。 鞄に紐をつけて鍵を結ぶことも考えましたが、母は家では鍵の場所をきちんと決めているので、鞄に結ぶのは嫌だと聞きません。母の住んでいるマンションは管理人さんも常駐しておらず、近所の方にも鍵を預かってもらえるほど親しい人もいなかったのでどうしようかと困り、母のケアマネージャーさんに相談してみました。そうすると母の鍵の使い方はそのままにして、こっそりと鞄の中のポケットの1つに紐で結んだ合鍵を忍ばせておいたらどうだろう?という提案をしてくれました。幸い母に気付かれずに取り付けることができ、そうこうしているうちに2か月後くらいにまた「鍵をなくした」と電話がかかってきました。それで「外側のチャックになっているポケットに鍵が入っているから」と説明すると理解して家に入ることができました。その後、「予備の鍵だから便利だったでしょう?」というと納得しそのまま鍵を入れておいてくれるようになりました。相変わらず本鍵として自分で管理する鍵も必要で年に3.4回はなくしますが、予備のひも付き鍵で、鍵屋さんを呼ぶことはなくなって助かりました。 認知症になると鍵のトラブルは珍しくないようですが、工夫することで本人の望む自由な暮らしをできるだけ継続させてあげられることができると実感しました。

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