ある寒い日の夜(21時頃だったと思います)、帰宅したら鍵穴に鍵が入りきらず、鍵が回らず、無理して回そうとしたら鍵がねじ曲がってしまいました。その日は同居家族も不在(外泊予定)で連絡が取れず、また自宅は玄関以外は屋上(4階に相当)からしか入れない構造になっており、途方にくれました。スマホは持っていたので、そこから検索で上位にヒットした「鍵の救急車」のサイトを見て、24時間対応可、の文字をみて、藁をもつかむ思いで電話しました。応対された方は丁寧な方で、住所を聞かれ伝えると、15分以内で該当する業者から折り返し電話が入るので安心するよう言われ、ほっとしたときの気持ちを今でもよく覚えています。その後、15分くらいして、業者の方より連絡があり、あと1時間くらいで到着できる旨を言われました。その間の時間は、寒かったせいもあり、とても長く感じたのもよく覚えています。待っている間、顔見知りの近所の方に「どうしたんですか?」と聞かれ事情を話すと、気の毒そうな感じで丁寧に応対され、少し恥ずかしい気持ちもありました。結局1時間と10分くらい経過後、業者の方が来てくれました。20代後半から30代前半と思われる、割と若く(ただ応対はしっかりされていました)、若干の不安がありました。その後鍵穴を掃除したり、いろいろと対応されたのですが、10分くらいたったあたりで、首をかしげながら、他に入る場所がないか、家の周りをぐるぐるながめはじめました。「これはもしかして、玄関ドアを壊さないと入れない事態になったのか」と不安になったところで、何か別の装置で作業を少しされ(それを間近で見ることができなかったのが残念です)、その後ようやく手持ちの鍵で開錠することができ、家の中に入ることができました。作業いただいた方に原因等を聞くと、「何かごみがつまっていたか、誰かがこじ開けようとしたかで、鍵穴部分にうまく鍵がささらないようになっていた。このドアはもう年数が経過していて、この型の錠前は予備がないので、次に同様のことがあったら、ドアを丸ごと新しいものに更新した方がいい」、旨を提案いただきました。費用は全体で1万円程度だったと思いますが、クレジットカードが使用できたのでよかったです(現金の手持ちがなかったので)。鍵の救急車のサイトで、クレジットカードが使用できることを事前に確認していたのは、焦っていた中でも少しは落ち着くことができていた証拠でした。それ以降、玄関ドアで特に不具合はなく1年弱経過しましたが、正直今でもいつ次鍵が回らなくなるか、不安な気持ちは残ったままです。