元夫と一軒家の家に住んでいた時の話です。
夕方、パートから帰宅してみると、1階の窓ガラスが大きく割られていました。ドアは施錠されています。何者かが窓ガラスを割って鍵を開けて侵入した様子。泥棒が入ってまだ家の中にいる可能性があるので恐る恐るドアを開けて入ってみると、パッと見、特に荒らされた様子はありませんでした。その後、部屋中をくまなくチェックしたところ、少なくとも貴重品や大事なものが無くなっている気配はありませんでした。
あいにく、元夫は勤務中なので携帯に電話しても電話に出てくれません。気持ちが悪いので近くの交番に行きましたが、パトロール中で留守でした。ご近所付き合いが全くなかったので隣人に声をかけることもできませんでした。警察に通報するのも特に大きな被害に遭ってもいないのでどうしたらいいものかと、ひたすら主人の帰りを待っていました。
すると夜に元夫が普通にドアを開けて帰って来ました。私は夢中になって一部始終を話してみると元夫は顔色ひとつ変えずに、「あっ、窓、俺が割ったから」と答えました。驚いた私に元夫は説明を始めました。元夫は居酒屋で働いており、その日は通しのスケジュールで午前中に帰って来たところ、鍵を持っていなかったことに気づいたそうです。(前日の夕方、元夫が出勤する時は私が在宅で鍵を閉めることがなかった)どうしても家に置いてある書類をお店に持っていかなければならず、またその日も午後からアシストで出勤しなければなりませんでした。近くの鍵屋や携帯でドアの鍵を即日開けてくれる業者を探しましたが、10万円という高額な費用がかかるとのこと。もちろん、出勤にも間に合いません。そこでドアの修理会社に連絡をして(ドアを壊して入るため)修理代を問い合わせるとやはり数万円かかるとのこと。最終的にガラス屋へ電話したところ、新しいガラスを入れても1万ぐらいでできると言われ、窓ガラスを割ったのです。ホッとするやら、こんな大事なことを前もって連絡をくれない元夫に怒りを覚えました。こういう積み重ねが離婚につながったのかもしれませんね。ちなみにこの事件以降、スペアキーを外の秘密の場所に置くようにしました。ん。